日本伝統文芸研究所(笑)


by easyhiker

犬 の 尿 (し と) 鳥 の 糞 落 つ 春 の 土

春 の 土 墓 に 添 い 立 つ 主 の 杖
.......子どもの頃、父の出身地である山陰の寒村を訪ね、曾祖父の墓参りをしたことがある。
山奥の小さな墓地の曾祖父の墓のすぐ横の地面に、使い込まれた一本の杖が突き立ててあった。
「あれ? これ爺さんの杖だ」と父は言っていた。その時点で曾祖父が亡くなってから20年以上経っていたはずだ。まるでちょっと前に誰かが面倒くさそうに、サクッと差していったかのような佇まいだった。あれは今でもあそこに立っているのだろうか。
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by easyhiker | 2006-05-03 07:55 | 俳句(○)